系外銀河

2015年1月 3日 (土)

M63(ひまわり銀河)

昨年12月27日の夜に多可町で撮影した、りょうけん座の系外銀河M63(ひまわり銀河)の画像を処理した。

20141227m63360

2014/12/28 03:35~05:16
兵庫県多可町
光害レベル:SQM-L測定値=20.8
気温 約 -4℃

EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
LPS-P2フィルター使用
ISO1600, 300sec x 18コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.6による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整

2X2ソフトビニング後、切り出し

この時はラブジョイ彗星の撮影後、春の空で短焦点のFLT98の対象となる未撮影の天体があまり見当たらず、比較的大きめの系外銀河でこれまで撮影したことのなかったM63を対象とした。
しかし、空は霧のために透明度が悪く、撮影は何度も中断させられ、薄明直前まで粘ってなんとか18コマを確保した。

しかし処理してみると、やはり500mmの焦点距離ではかなり小さい。本当はピクセル等倍でも良いぐらいだが、それではぼやけた感じになるので、2x2のソフトビニングとした。
これが「ひまわり」に見えるかどうかというと、ちょっと苦しい感じかも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月25日 (火)

NGC891(アンドロメダ座の系外銀河)

11月22日夜に大河内高原で撮影した、アンドロメダ座の系外銀河NGC891の画像を処理した。

20141122_ngc891640

2014/11/22 20:50 - 22:31
兵庫県・大河内高原
光害レベル:SQM-L測定値=21.1
気温 約 4℃

EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
ISO1600, 300sec x 16コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.7による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整
2x2ソフトビニング後、切り出し

この近辺の系外銀河としては大型のM31やM33があり、そのせいか、このNGC891はこれまで撮影せずに見過ごしてきた。光度は約10等と暗めだが、中央の暗黒帯まではっきり写ってくれた。

また、近くには小さな系外銀河が数多く存在するようで、今回の撮影時にもいくつか写り込んでいた。下の画像はトリミング範囲を広げたもの(クリックで拡大)。

20141122_ngc891795

このNGC891の位置は、アンドロメダ座の左足元のγ星(アルマク)と、散開星団M34のほぼ中央となる(下記画像・クリックで拡大)。

20141122_ngc891m34l

2014/11/22 22:08 - 22:28
兵庫県・大河内高原
X-E2, Ai Nikkor 105mm F2.5S -> F2.8
ISO1600, 120sec. x 10
スカイメモRで自動追尾
RStackerでダーク減算、フラット処理
Lightroom5.7で現像、ステライメージ7, Photoshop CC
3x3ソフトビニング後、切り出し。

近くには、光度9.7等のNGC1023も写っているが、望遠レンズ105mmではNC891共々シミのようにしか写らない。

それに比べてM34(視直径35'、光度5.2等)はさすがに大きく明るい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月 3日 (月)

NGC247 (くじら座の系外銀河)

前回、ちょうこくしつ座の系外銀河NGC253を掲載したが、今回はその少し北、くじら座の系外銀河NGC247を処理した。
(NGC253およびデネブカイトスとの位置関係は前回記事の星野画像参照)

20141018_ngc247640

光害レベル:SQM-L測定値=21.1
気温 約 6℃

2014/10/19 00:19~01:34
兵庫県大河内高原
EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
LPS-P2フィルター使用
ISO1600, 300sec x 16コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.6による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整
2X2ソフトビニング後、切り出し

前回のNGC253と同日に撮影したが、同じく南天の低空なので光害に埋もれており、LPS-P2を使用した。

NGC253は明るいのでそこそこの写りだったが、このNGC247は淡くて写りが悪かったのでかなり強めの処理をした。そのため荒れた画像になってしまった。月の出によるタイムリミットで、総露出時間を稼げなっかたのも良くなかった。

やはり南が暗いところに行く必要がありそうだし、そもそも小口径短焦点の撮影対象ではないのかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年11月 2日 (日)

NGC253(ちょうこくしつ座の系外銀河)

10月18日に大河内高原で撮影した、ちょうこくしつ座の系外銀河NGC253の画像を処理した。

20141018_ngc253l

2014/10/18 20:59 - 22:51
兵庫県・大河内高原
光害レベル:SQM-L測定値=21.0
気温:7℃
FLT98CF, フラットナーレデューサー4
LPS-P2フィルタ使用
EOS60Da, ISO1600, 300sec x 22コマ
RStackerでダーク減算・フラット補正
Lightroom5.6で現像、ステライメージ7、PhotoshopCC
2x2ソフトビニング後、切り出し。

NGC253はちょうこくしつ座とくじら座の境界付近にある大型の系外銀河で、視直径は25.1'、光度は7.1等あるが、メシエ天体ではない。

大河内高原からは南天の低くにしか見えないので、光害に埋もれている。そのため、LPS-P2フィルターを用いて撮影した。大型の銀河のなので、短焦点屈折や望遠レンズでも結構良く写るようだ。

------------

下の画像は、X-E2にNikkor 105mm F2.5Sを付けて撮影した、デネブカイトス(くじら座β)から南側の星野画像を縦長で切り出したものである。NGC253以外にも、くじら座の系外銀河NGC247、ちょうこくしつ座の球状星団NGC288が写っている。

20141018_cetl

2014/10/18 23:12 - 24:04
兵庫県・大河内高原
X-E2, Ai Nikkor 105mm F2.5S -> F2.8
ISO1600, 120sec. x 17
スカイメモRで自動追尾
RStackerでダーク減算、フラット処理
Lightroomで現像、ステライメージ7, Photoshop CC
3x3ソフトビニング後、切り出し。

NGC247、NGC288も直焦点で撮影しているので、順次処理していきたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月18日 (日)

NGC6946 & NGC6939

5月3日夜に大河内高原で撮影した、ケフェウス座の系外銀河NGC6946と散開星団NGC6939の画像を処理した(画像はクリックで拡大)。

20140503_ngc6946l

兵庫県大河内高原
EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
ISO1600, 300sec x 18コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.3による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整、トリミング有り

ケフェウス座とはくちょう座の境界付近で並んでいる、系外銀河と散開星団の組み合わせ。以前から撮影したいと思っていたが、なかなか機会が無く、先日やっと撮影できた。

NGC6946は光度8.9等、視直径11分角の系外銀河で、小口径短焦点の撮影対象としては少し小さい。しかし、近くの散開星団NGC6939と組み合わせて撮影することで、丁度良い大きさになる。

画像処理としてはもっと写野内の分子雲を強調したかったが、ノイズが目立つのであきらめた。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年3月30日 (日)

M101からM51にかけての星野

おおぐま座のM101(回転花火銀河)とM51(子持ち銀河)は、北斗七星の尻尾の星(アルカイド)を挟んで位置している。

201403301_2

そのM101からM51にかけての星野を、X-E2+105mm望遠レンズで撮影した画像から、ピクセル等倍で掛け軸のように長細く切り出した。

Fujifilm X-E2
Ai Nikkor 105mm F2.5S -> F4.0
ISO1600, 180sec. x 14コマ
RStackerでダーク、フラット
ステライメージ7でコンポジット(加算平均)
Lightroom 5で現像、Photoshop CCで調整

この2つの系外銀河は大きめなので、100mmクラスの望遠でも形状がよく分かる。

それに、Ai Nikkor 105mm F2.5S も古いレンズながら、なかなか優秀。ただし色収差で輝星がにじむのが残念。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年3月22日 (土)

M81 & M82

今年の元旦(1月1日)の晩に多可町へ遠征して撮影した、おおぐま座の系外銀河M81とM82の画像を処理した(画像はクリックで拡大)。

20140101m81m82cl

2014/1/2 4:05~5:24
兵庫県多可町
気温:-4℃、光害レベル:SQM-L測定値=21.1
EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
ISO1600, 300sec x 13コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.3による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整

M82の超新星が出現する前の画像となる。

この時期は天の川が見えないため、短焦点で撮影できる対象が少ない。そのため、過去に撮影したことのある大型の系外銀河などを繰り返して撮影することになる。

新鮮味には欠けるが、何度撮影しても完全に納得できる結果にはならないので、それはそれで意味はあるのかもしれない。

今回の画像は、ノイズ低減を強めにかけ過ぎで、ちょっとぼやけた印象になってしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年2月23日 (日)

2014/2/22 多可町(M82の超新星)

昨夜はGPVによると概ね晴れそうということで、りんしゃんさんと共に多可町まで遠征した。月の出が1時前なので、それまでの前半勝負ということになる。

いつもより早めに現地に着き、機材を設置しているうちに快晴となった。

ただし夜の早いうちはかなり光害が残っているため、散光星雲は無理そう。とりあえず明るい天体ということで、散開星団M35&NGC2158辺りを撮影しながら、次はどうしようかと考えていると、予想外の雲が襲来して、撮影不可となってしまった。

その後も、部分的に晴れるものの雲の通過が多く、なかなか撮影を再開できず、月の出の数十分前になって、やっと快晴に復帰した。

しかし、もう時間が無かったので、先月から撮影できずにいたM82の超新星を狙うことにして、急いで導入し、なんとか5分×3コマのみ撮影できた。

M82は超新星の出現以前の1月1日の晩に撮影していたので、それと比較してみた。

201401010222m82400

FLT98CF + フラットナーレデューサー4
EOS 60Da, ISO1600, 300sec.
SE2赤道儀
LodestarAutoguider, ガイドファインダー60, iAG

1月2日撮影は13コマ、2月23日撮影は3コマ合成
2x2ソフトビニング後、M82部分を切りだし

先月から話題になっていた超新星だが、いままで全く撮影する機会が無く、やっと撮影できた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年8月31日 (土)

M13とNGC6207

2013/5/11の晩に大河内高原で撮影したヘルクレス座の球状星団M13と、その近傍にある系外銀河NGC6207の画像を処理した。

20130511m13ngc6207300

NGC6207はM13の22分角程度北にある11.6等、視直径3分角の小さい系外銀河。

実は私はこれまでこの銀河の存在に気が付かなかった。

この晩、光害の残る時間帯の早いうちは、明るい球状星団であるM13を写していたのだが、近くで眼視観望をされていた方がその様子を見ておられて、この銀河の存在を教えて下さった。それをお聞きして、撮影後の画像をPCでチェックすると、確かに小さく写っていた。

露出は5分×5コマのみ。
ダーク処理は有りだが、フラットは未撮影なので無し。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月 2日 (土)

おとめ座の銀河(M58, M89, M90)

2月9日に多可町で撮影した、おとめ座の銀河(M58, M89, M90付近)の画像処理を行った。

20130209m58m89m90200


この季節は短焦点屈折で撮影できる対象があまりなく、毎年のように困っている。

結局、おとめ座やかみのけ座、おおぐま座付近の大きめの系外銀河をまとめて撮るしかないようだ。

今回の3つのメシエ銀河は、M58が棒渦巻き、M89が楕円、M90が渦巻きと、それぞれ違った形態をしており、その対比が面白い(といっても小さいので分かりにくいが)。

その他にも、M番号の付かない小さな銀河が数多く写っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧