星団

2014年11月17日 (月)

NGC288(ちょうこくしつ座の球状星団)

ここしばらくは朝の水星観察ぐらいしか活動していなかったが、約1ヶ月前の10月18日夜に大河内高原で撮影した、ちょうこくしつ座の球状星団NGC288の画像を今になってやっと処理した。

20141108_ngc288640

2014/10/18 22:59~23:26
兵庫県大河内高原
EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
LPS-P2フィルター使用
ISO1600, 300sec x 6コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.6による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整
2X2ソフトビニング後、切り出し

この球状星団は、先日画像処理した系外銀河NGC253のすぐ側にある。
この時も、NGC253を撮影し終えた後、次にNGC247を撮影する前に、近くにあるのでついでに撮影しておいた、という感じだった。そのため、6コマしか撮影していなかった。
なお、これら3天体の位置関係はこちらの記事参照。

集中度はX(12段階で、集中している方から10番目)と、かなりまばらなクラスになるそうだ。視直径は13.8分、光度も8.1等とメシエ天体並みなので、小口径でもある程度写ってくれた。

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2014年5月18日 (日)

NGC6946 & NGC6939

5月3日夜に大河内高原で撮影した、ケフェウス座の系外銀河NGC6946と散開星団NGC6939の画像を処理した(画像はクリックで拡大)。

20140503_ngc6946l

兵庫県大河内高原
EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
ISO1600, 300sec x 18コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.3による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整、トリミング有り

ケフェウス座とはくちょう座の境界付近で並んでいる、系外銀河と散開星団の組み合わせ。以前から撮影したいと思っていたが、なかなか機会が無く、先日やっと撮影できた。

NGC6946は光度8.9等、視直径11分角の系外銀河で、小口径短焦点の撮影対象としては少し小さい。しかし、近くの散開星団NGC6939と組み合わせて撮影することで、丁度良い大きさになる。

画像処理としてはもっと写野内の分子雲を強調したかったが、ノイズが目立つのであきらめた。

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2014年4月20日 (日)

かに座の散開星団 M44&M67

1月31日に神河町で撮影した、かに座の散開星団の画像を処理した(画像はクリックで拡大)。

20140131_m44m67l

2014/2/1 0:07 ~ 0:38
兵庫県神河町
光害レベル:SQM-L測定値= 21.3
気温 不明(0~5℃程度)
X-E2, Ai Nikkor 105mm F2.5S -> F4.0
ISO1600, 180sec. x 11
スカイメモRによる自動追尾
Rstacker によるダーク減算、フラット処理
ステライメージ7による加算平均、Photoshop CC

かに座のM44(プレセペ)は肉眼でも見える大型の散開星団。
105mmレンズとAPS-Cサイズカメラで、もう一つの散開星団M67と同一写野に収められる。

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2014年3月29日 (土)

M35とNGC2158

どうも最近は週末になると天気が悪く、遠征に行けない。

新規撮影画像も無いので、これまでの未処理画像の中から、ふたご座の散開星団M35とNGC2158付近のものを処理した(画像はクリックで拡大)。

20140222m35l


散開星団M35 & NGC21585
2014/2/22 20:31~21:56
兵庫県多可町
気温:-4℃、光害レベル:SQM-L測定値=21.1
EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
ISO1600, 300sec x 16コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.3による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整
トリミング有り

この焦点距離では、大型の散開星団M35はかなりまばらになってしまう。一方、NGC2158は集中度か高く、球状星団のように見える。

その他、右側には小さな散開星団IC2156,IC2157も写っている。

20140222m35640

散開星団は単体で写すとあまり面白味がないので、このようなタイプの違う複数の星団を組み合わせるなど工夫したいと思う。

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2013年11月16日 (土)

M46 & M47 (とも座の散開星団)

#今朝は早起きしてラブジョイ彗星&アイソン彗星を撮影しようとしたら、快晴なのに、まさかの濃霧発生で全く星が見えず残念。

さて、私がメインで使用している直焦点用の機材は「William Optics FLT98CF」+「フラットナー・レデューサー4」なのだが、これまでずっとデジタルカメラのAPS-C機を用いてきたので、このレデューサーはてっきりAPS-Cサイズまでと思い込んでいた。

しかし先日フルサイズのEOS6Dを購入したので再度確認してみたら、どうやらフルサイズに対応しているようだ。どうりで大きいはずだ(重量540gで、KissX2のボディより重い)。

というわけで、少し前になるが、自宅ベランダからM46&M47を撮影した。光害地なので、フラットナーレデューサー4の2インチスリーブ先端に、48mm径のLPS-P2フィルターを付けての撮影である。

(画像クリックでフォトアルバムへ)
20131102_m46m47300

M46(左)の中にある緑の点はノイズではなく、惑星状星雲NGC2438。
ピクセル等倍で画像を切り出すと、ドーナツ状になっているのが分かる。

20131102_ngc2438

画像処理を行っていない、カメラのJpeg出力(縮小のみ)は、下の画像。

20131102_m46m471200org

さすがにフルサイズだと周辺減光が目立つ。今回は星団ということであまり強い強調処理はしておらず、フラット補正でOKだった。しかしこれが淡い星雲になると、周辺部は苦しいかもしれない。

それから、今回は周辺の星像が尾を引いている。このレデューサーはヘリコイドでレンズを移動させてセンサーとの距離を調整できる。フラットナーといっても画面全体で均質にはならず、中心部と周辺部でピントが若干異なるので、どこに重点を置くかで微妙に調整位置が異なる。今はAPS-Cのサイズに合わせた調整をしているので、フルサイズで使うなら、周辺の星像もそこそこ点像に近づくように微調整が必要なようだ。ただ、カメラによって調整し直すのも面倒なので、基本的に直焦点ではフルサイズの6Dは使わない予定。

なお、6Dは60Daに比べてホットスポットが多く、ダーク減算無しでは縮小しても目立つ輝点が残るのが残念。

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2013年9月15日 (日)

M29とサドル

8月10日夜に大河内高原で撮影した、はくちょう座のγ星(サドル)と、その南2°弱に位置する散開星団M29の画像を処理した。

20130810m29300

(大きな画像はこちら)

この日は透明度が悪く、普段はあまり撮影しない地味な散開星団を主に撮影していた。

M29も星数が少ない上に天の川の中に埋もれているため、今ひとつ目立たない。
面白い撮影対象が数多く有る夏空の中で、あえてこれを撮影することも滅多にないと思う。
今回はM29だけでは寂しいので、近くのサドルを入れて撮影した。

この領域は赤い散光星雲が広く分布しており、どうしても写り込んで(?)しまう。特にサドルの近傍はかなり濃いので、この日のように透明度が悪くても良く写る。写ったものはやはりちゃんと処理してやりたいということで、散光星雲を強調したら、肝心のM29が更に目立たなくなってしまった。

この日は気温が22度と高く、5分×11コマのみのコンポジットでは、まだまだノイズが目立つ。元々散開星団の撮影ということで露出は少なめでも良いかと思ったが、散光星雲を強調するなら、もっとコマ数を増やすべきであった。

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2013年9月 8日 (日)

M11 & NGC6704

8月10日の夜に大河内高原内で撮影した、たて座のM11とNGC6704の画像を処理した。

20130811m11b300

M11は集中度の高い散開星団で、野鴨星団(Wild duck cluster)と呼ばれている。野鴨が群れている様子に例えられたものだそうだ。

NGC6704はM11の約1°北にある小さな散開星団だが、天の川の星々に埋もれてしまって分かりにくい。

この辺りは夏の天の川の濃い部分で、多くの暗黒星雲が存在している。M11の北側、NGC6704近辺には大きな薄い暗黒星雲が広がっているが、これ全体がB111のようだ。

今回撮影した画像はどうもピントが甘かったようで、星像が若干ぼやけてしまっていた。そのため、M11単体ではなく、縮小率を上げてNGC6704と共に広い範囲の画像として処理した。

なぜ撮影時のチェックで気が付かなかったのか分からないが、星団の画像で星像がぼやけてしまっては話にならないので、注意したい。

なお、こちらは光害地(自宅ベランダ)で撮影したM11だが、今回の方が背景の天の川の星々が多く写っている。明るい散開星団とはいえども、やはり光害の少ない所で撮影した方が良いようだ。

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2013年8月31日 (土)

M13とNGC6207

2013/5/11の晩に大河内高原で撮影したヘルクレス座の球状星団M13と、その近傍にある系外銀河NGC6207の画像を処理した。

20130511m13ngc6207300

NGC6207はM13の22分角程度北にある11.6等、視直径3分角の小さい系外銀河。

実は私はこれまでこの銀河の存在に気が付かなかった。

この晩、光害の残る時間帯の早いうちは、明るい球状星団であるM13を写していたのだが、近くで眼視観望をされていた方がその様子を見ておられて、この銀河の存在を教えて下さった。それをお聞きして、撮影後の画像をPCでチェックすると、確かに小さく写っていた。

露出は5分×5コマのみ。
ダーク処理は有りだが、フラットは未撮影なので無し。

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2013年7月28日 (日)

いて座中心部

5月11日夜(12日未明)に、大河内高原内で撮影した、「いて座(の天の川の)中心部」の画像処理を行った。

20130511sgr300


大河内高原(砥峰・太田池・峰山)は、南に光害があるので、南天を撮影したときはいつも光害カブリの処理に手間がかかる。

また、スカイメモRによるガイド精度がやや悪く、星像が伸びて肥大してしまったのが残念。

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2013年7月14日 (日)

M11(光害地)

昨日処理したM27と同じく、7月9日夜に自宅ベランダで撮影した、たて座の散開星団「M11」の画像処理を行った。

20130709m11200

光害地なので、星雲よりは明るめの星団の方が写しやすいと思ったが、背景のノイズは星雲でも星団でも変わらず発生するので、結局背景処理に苦労することに変わりは無かった。

しかも、ISO400で撮影するつもりが間違ってISO800にしてしまい、余計ノイズが増えてしまった。

細かなザラザラしたノイズは、Photpshopのノイズ低減が効いてくれるが、大きなモヤモヤしたムラは、なかなか消しにくい。

いつもトーンカーブやレベル補正、マスク適用した彩度調整などを使ってなんとか調整して(誤魔化して)いるが、やり過ぎると細かな星が消えてしまう。さじ加減が難しい。

下の画像は、ある程度ノイズや背景ムラを残したものだが、こちらの方が良いのではないかとも考えた。

20130709m11tmp1

いずれにせよ、やはり質の良い元画像を得ることが肝心のようだ。

ただし、自宅の劣悪な環境下と非冷却の手持ち機材でどの程度まで撮ることができて、画像処理でどの程度リカバリーできるのか試行錯誤するのも、それはそれで趣味として楽しみ方の1つではあると思う。

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