望遠レンズ写真

2015年2月 1日 (日)

カリフォルニア星雲とIC348

昨年11月22日夜に大河内高原で撮影した、カリフォルニア星雲とIC348付近の星野画像を処理した。

20141122californiaic348l

2014/11/22 22:37 - 24:34
兵庫県大河内高原
光害レベル:SQM-L測定値=21.2
気温 約 4℃

FUJIFILM X-E2
Ai Nikkor 105mm F2.5S -> F2.8
ニコンF-フジXマウントアダプタ使用
ISO1600, 180sec x 32コマ
スカイメモRによるノータッチ恒星時追尾

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.7による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整
トリミング有り

FLT98CFとEOS60Daでカリフォルニア星雲を撮影する傍ら、スカイメモとX-E2で同じ領域を105mm望遠レンズで撮影したもの。X-E2は無改造なのでHαの写りは控えめ。それでもカリフォルニア星雲は明るいため良く写る。一方、IC348の方は非常に淡く写りは今ひとつ良くない。暗黒星雲が分かる程度には処理できたが、もっと露光が必要かも。

このレンズ(Ai Nikkor 105mm F2.5S)は古いレンズなので、色収差が多く、星の周囲にフリンジが発生するし、星の粒が大きくなってしまう。

なお、IC348を出すために強い処理を行い、画像周辺部が荒れてしまったのでトリミングでカットした。

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2015年1月11日 (日)

2015/1/10 兵庫県多可町(C/2014 Q2 ラブジョイ彗星)

昨夜はラブジョイ彗星(C/2014 Q2)狙いで、多可町まで遠征した。月の出が21時50分頃なので、それまでの短時間勝負である。

薄明終了頃に現地に着くと、若干雲があるが概ね晴れ。おうし座付近を4cmの双眼鏡でざっと見ると、すぐに見つかった。また、双眼鏡で大体の位置を確認しておくと、次は肉眼でも見えるようになった。肉眼で見える彗星は久しぶりである(ホームズ彗星以来かも?)。

早速写真撮影をすべく赤道儀のセッティングを始め、いつものように「FLT98CF」を望遠鏡バッグから取り出そうとすると、なんと入っていたのは「SE120」だった。このSE120は眼視用望遠鏡なので、カメラアダプタやレデューサーもFLT98CFとひとまとめで家に置き去りである。

このSE120とFLT98CFは似たような望遠鏡バッグに入っているので間違ったらしい。旧居では違う場所に保管していたので間違わなかったが、引っ越し後、無造作に並べて置いていたのが間違いの元のようだ。肉眼級彗星を目の前にしての大チョンボである。

これはショックだったが、仕方が無いので、200mmカメラレンズで撮影することにした(開き直って、SE120での眼視オンリーも考えたが、やはり写真に残したい)。

撮影開始後には雲量が増えてきたが、22時前までに何とか2分×20コマを確保できた。

20150110c2014q2lovejoy550

2015/1/10 21:10 - 21:53
兵庫県多可町
気温:-2℃
光害レベル:SQM-L測定値=20.6

EOS60Da, EF200mm F2.8L USM II -> F4.0
ISO1600, 120sec. x 20コマ

ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.6による現像
ステライメージ7で、彗星核基準で位置合わせ・加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整

4X4ソフトビニング後、トリミング

彗星核に比べて尾は淡い。双眼鏡では確認出来なかった。
尾の長さは結構伸びており、200mm + APS-Cではトリミングをしたものの、結果的にはそこそこ良かったようだ。FLT98CFでははみ出していたと思う。今なら300mm位が良さそうなので、ミニボーグ60EDをもって行けば良かった。できればもう一度撮影の機会がほしい。

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2014年11月25日 (火)

NGC891(アンドロメダ座の系外銀河)

11月22日夜に大河内高原で撮影した、アンドロメダ座の系外銀河NGC891の画像を処理した。

20141122_ngc891640

2014/11/22 20:50 - 22:31
兵庫県・大河内高原
光害レベル:SQM-L測定値=21.1
気温 約 4℃

EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
ISO1600, 300sec x 16コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.7による現像
ステライメージ7で加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整
2x2ソフトビニング後、切り出し

この近辺の系外銀河としては大型のM31やM33があり、そのせいか、このNGC891はこれまで撮影せずに見過ごしてきた。光度は約10等と暗めだが、中央の暗黒帯まではっきり写ってくれた。

また、近くには小さな系外銀河が数多く存在するようで、今回の撮影時にもいくつか写り込んでいた。下の画像はトリミング範囲を広げたもの(クリックで拡大)。

20141122_ngc891795

このNGC891の位置は、アンドロメダ座の左足元のγ星(アルマク)と、散開星団M34のほぼ中央となる(下記画像・クリックで拡大)。

20141122_ngc891m34l

2014/11/22 22:08 - 22:28
兵庫県・大河内高原
X-E2, Ai Nikkor 105mm F2.5S -> F2.8
ISO1600, 120sec. x 10
スカイメモRで自動追尾
RStackerでダーク減算、フラット処理
Lightroom5.7で現像、ステライメージ7, Photoshop CC
3x3ソフトビニング後、切り出し。

近くには、光度9.7等のNGC1023も写っているが、望遠レンズ105mmではNC891共々シミのようにしか写らない。

それに比べてM34(視直径35'、光度5.2等)はさすがに大きく明るい。

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2014年11月22日 (土)

2014/11/21 月齢28.0

昨日朝はスッキリとした快晴で、朝焼けのなかを月齢28.0の細い月が昇って来るところを見る事ができた。

20141121moon28_0

加古川市
2014/11/21  5:51
X-E2, XF55-200mmf3.5-4.8 R LM OIS -> 100mm F5.0
ISO640, 1.5sec.
トリミング無し

これまで連日見えていた水星は、この日ついに見えなくなってしまった。

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2014年11月 5日 (水)

2014/11/05 水星とスピカ

昨日に引き続き今朝も良く晴れて、水星とスピカが並んで昇ってくるところを見る事が出来た(左上が水星、右下がスピカ)。

20141105_mercury_spica

加古川市
2014/11/5  5:40
X-E2, XF55-200mmf3.5-4.8 R LM OIS -> 95mm F5.0
ISO400, 1.0sec.
トリミング無し

今の時期は、朝起きる時間がちょうど薄明時間帯なので、水星観望には適している。

ただ、平日朝は慌ただしいので、望遠鏡で拡大撮影する事は出来ず、残念。

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2014年11月 4日 (火)

2014/11/04 水星とスピカ

ここ数日はしばらく天気が悪く水星の西方最大離角(11/1)は見逃したが、今朝は良く晴れて水星を見る事ができた。今の水星はおとめ座のスピカの近くにおり、朝焼けの中を一緒に並んで東の空に昇ってくる。その様子を撮影した。

左上の明るい方が水星、右下の暗い方がおとめ座のスピカ。

20141104_mercury_spica

加古川市
2014/11/4  5:34
X-E2, XF55-200mmf3.5-4.8 R LM OIS -> 100mm F5.0
ISO400, 4.0sec.
トリミング無し

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2014年11月 2日 (日)

NGC253(ちょうこくしつ座の系外銀河)

10月18日に大河内高原で撮影した、ちょうこくしつ座の系外銀河NGC253の画像を処理した。

20141018_ngc253l

2014/10/18 20:59 - 22:51
兵庫県・大河内高原
光害レベル:SQM-L測定値=21.0
気温:7℃
FLT98CF, フラットナーレデューサー4
LPS-P2フィルタ使用
EOS60Da, ISO1600, 300sec x 22コマ
RStackerでダーク減算・フラット補正
Lightroom5.6で現像、ステライメージ7、PhotoshopCC
2x2ソフトビニング後、切り出し。

NGC253はちょうこくしつ座とくじら座の境界付近にある大型の系外銀河で、視直径は25.1'、光度は7.1等あるが、メシエ天体ではない。

大河内高原からは南天の低くにしか見えないので、光害に埋もれている。そのため、LPS-P2フィルターを用いて撮影した。大型の銀河のなので、短焦点屈折や望遠レンズでも結構良く写るようだ。

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下の画像は、X-E2にNikkor 105mm F2.5Sを付けて撮影した、デネブカイトス(くじら座β)から南側の星野画像を縦長で切り出したものである。NGC253以外にも、くじら座の系外銀河NGC247、ちょうこくしつ座の球状星団NGC288が写っている。

20141018_cetl

2014/10/18 23:12 - 24:04
兵庫県・大河内高原
X-E2, Ai Nikkor 105mm F2.5S -> F2.8
ISO1600, 120sec. x 17
スカイメモRで自動追尾
RStackerでダーク減算、フラット処理
Lightroomで現像、ステライメージ7, Photoshop CC
3x3ソフトビニング後、切り出し。

NGC247、NGC288も直焦点で撮影しているので、順次処理していきたい。

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2014年10月16日 (木)

2014/10/16 カノープス、パンスターズ彗星(C/2012 K1)

今朝は良く晴れて透明度も良く、今期初めてカノープスを肉眼で確認出来た。もちろん双眼鏡なら余裕で見えた。

20141016_canopus

2014/10/16 4:44 / 加古川市
EOS60Da, EF200mm F2.8L II USM -> F4.0
ISO400, 8sec.
JPEG出力、トリミングなし、レベル調整有り

一方、今見頃のパンスターズ彗星(C/2012 K1)は、7cm10倍の双眼鏡でも眼視確認出来なかった。光害のないところなら見えるはずだが、自宅では光害に埋もれてしまうようだ。

とりあえず200mmレンズで撮影すると何とか写った。

20141016_c2012k1

2014/10/16 4:56 / 加古川市
EOS60Da, EF200mm F2.8L II USM -> F4..0
ISO3200, 5sec.
JPEG出力、トリミング有り、レベル調整有り

本当は、光害低減フィルターを用いて追尾撮影し、RAWから丁寧に処理すればもっとちゃんとした画像になるはずだが、平日朝にはとても無理なので、固定撮影のJpeg出力だけで妥協した。

遠征地であれば、直焦点で、すぐ上(北)にあるNGC2467と一緒に写せば面白かったのではと思う。

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2014年6月22日 (日)

XF56mmによるデネブ~サドル付近の星野

5月3日の夜に大河内高原で撮影していた、富士X-E2XF56mm F1.2Rによる、はくちょう座デネブ~サドル付近の星野画像を処理した。

最近色々バタバタとしていて撮影からかなり時間が経ってしまったが、やっと処理できた(画像はクリックで拡大)。

20140503_cyg56l

2014/5/4 2:14 - 3:00
兵庫県大河内高原
富士X-E2、XF56mm F1.2R -> F2.8
ISO1600, 180sec. X 8
スカイメモRによる自動追尾
RStackerにとるダーク減算・フラット補正
Lightloom5.4で現像
ステライメージ7でコンポジット、Photoshop CCで調整

私は星野を撮影するときには、絞りはF4.0程度まで絞るのだが、折角の大口径レンズなので、今回はF2.8にした。こちらのテストでも、F2.8でまずまず使えるということが分かっている。

ただし周辺減光はそれなりにあるので、現地でELパネルによるフラット画像撮影を行い、RStackerでフラット補正した。56mmという焦点距離はAPS-Cでは中望遠になるため、フラット補正は比較的行いやすい。

1コマが3分露出で、コンポジットは8コマとなった。本当はもっと枚数を増やしたかったが、薄雲通過等で没になった画像も有り、8コマだけとなった。

なお、この純正レンズをX-E2で用いた場合、マニュアルフォーカスで厳密にピントを合わせても、撮影後に再生モードにすると何故がレンズが(少し)動いてしまい、再び撮影モードにしたときにレンズが完全に元の位置に戻らず、ピントが微妙にずれてしまう。一コマ撮影後、画像再生をして背面液晶で撮影画像をチェックすると、それでピントがずれるので、続けて撮影する際はもう一度ピントを合わせる必要がある。

初めはこの仕様に気が付かず、一コマ目の画像確認後にピントを合わせず続けて撮影してしまい、ピンボケ画像を量産してしまった。十数コマ撮影して、後でまとめて確認したときにピントが軒並みずれているのが分かったときは相当ガッカリした。

なお、ピントリングは機械式ではなく、リングの回転を検出してフォーカスモーターを動かしているようなので、テープ止めしても無駄なようだ(フォーカスリングには距離指標はなく、エンドレスで回転する)。

コンパクトデジカメでは再生モードにしたときにレンズが引っ込む仕様になっている物が多いが、マニュアルフォーカスできる一眼で、何故このような仕様になっているかは不明だ。富士のサポートは大変親切で、こちらの話を良く聞いて下さり、このレンズのフォーカス機構を丁寧に説明して下さったが、残念ながら現状はこのような仕様になっているとのこと。

マニュアルフォーカスで長時間露光をする使い方をするユーザーとしては、ファームウェアで改善して欲しいものである(もちろん、一ユーザーとして要望はしておいた)。

Ai Nikkorレンズなど、完全マニュアル・機械式のレンズをマウントアダプターで装着した場合には、このような動作はなく、安心して使える。ピントはテープ止めすれば勝手に動くことは無い。純正XFレンズの光学性能は優秀なので、ぜひ天体撮影にも安心して使えるようになってほしい。

さて、X-E2については、やはり改造機やEOS60Daに比べるとHαの写りは弱い。しかし、無改造機としてはそれなりに良く写っているのではないかと思う。

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2014年4月20日 (日)

かに座の散開星団 M44&M67

1月31日に神河町で撮影した、かに座の散開星団の画像を処理した(画像はクリックで拡大)。

20140131_m44m67l

2014/2/1 0:07 ~ 0:38
兵庫県神河町
光害レベル:SQM-L測定値= 21.3
気温 不明(0~5℃程度)
X-E2, Ai Nikkor 105mm F2.5S -> F4.0
ISO1600, 180sec. x 11
スカイメモRによる自動追尾
Rstacker によるダーク減算、フラット処理
ステライメージ7による加算平均、Photoshop CC

かに座のM44(プレセペ)は肉眼でも見える大型の散開星団。
105mmレンズとAPS-Cサイズカメラで、もう一つの散開星団M67と同一写野に収められる。

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