彗星

2015年1月11日 (日)

2015/1/10 兵庫県多可町(C/2014 Q2 ラブジョイ彗星)

昨夜はラブジョイ彗星(C/2014 Q2)狙いで、多可町まで遠征した。月の出が21時50分頃なので、それまでの短時間勝負である。

薄明終了頃に現地に着くと、若干雲があるが概ね晴れ。おうし座付近を4cmの双眼鏡でざっと見ると、すぐに見つかった。また、双眼鏡で大体の位置を確認しておくと、次は肉眼でも見えるようになった。肉眼で見える彗星は久しぶりである(ホームズ彗星以来かも?)。

早速写真撮影をすべく赤道儀のセッティングを始め、いつものように「FLT98CF」を望遠鏡バッグから取り出そうとすると、なんと入っていたのは「SE120」だった。このSE120は眼視用望遠鏡なので、カメラアダプタやレデューサーもFLT98CFとひとまとめで家に置き去りである。

このSE120とFLT98CFは似たような望遠鏡バッグに入っているので間違ったらしい。旧居では違う場所に保管していたので間違わなかったが、引っ越し後、無造作に並べて置いていたのが間違いの元のようだ。肉眼級彗星を目の前にしての大チョンボである。

これはショックだったが、仕方が無いので、200mmカメラレンズで撮影することにした(開き直って、SE120での眼視オンリーも考えたが、やはり写真に残したい)。

撮影開始後には雲量が増えてきたが、22時前までに何とか2分×20コマを確保できた。

20150110c2014q2lovejoy550

2015/1/10 21:10 - 21:53
兵庫県多可町
気温:-2℃
光害レベル:SQM-L測定値=20.6

EOS60Da, EF200mm F2.8L USM II -> F4.0
ISO1600, 120sec. x 20コマ

ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.6による現像
ステライメージ7で、彗星核基準で位置合わせ・加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整

4X4ソフトビニング後、トリミング

彗星核に比べて尾は淡い。双眼鏡では確認出来なかった。
尾の長さは結構伸びており、200mm + APS-Cではトリミングをしたものの、結果的にはそこそこ良かったようだ。FLT98CFでははみ出していたと思う。今なら300mm位が良さそうなので、ミニボーグ60EDをもって行けば良かった。できればもう一度撮影の機会がほしい。

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2014年12月28日 (日)

2014/12/27 多可町(ラブジョイ彗星)

昨夜は主にラブジョイ彗星(C/2014 Q2)を目当てにして、多可町まで出撃。

現地は快晴で、とりあえず彗星は撮影できた(画像はクリックで拡大)。

20141227c2014q2lovejoyl

C/2014 Q2 ラブジョイ彗星
2014/12/28 00:40 - 01:23
兵庫県多可町
光害レベル:SQM-L測定値=20.8
気温:-4℃

EOS60Da
William Optics FLT98CF + フラットナーレデューサー4
ISO1600, 120sec x 20コマ
ケンコーSE2赤道儀
笠井ガイドファインダー60, Lodestar Autoguider, iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク減算・フラット補正
Lightroom 5.7による現像
ステライメージ7で彗星核基準位置合わせ&加算平均
ステライメージ、Photoshop CCで調整
4x4ソフトビニング、トリミング有り

彗星は推定光度5.2等で、4cm双眼鏡で楽に確認出来た。
ただし高度が低く、南中でも30°弱しかない。そのため南天の光害が強いこの観測地ではカブリがひどく、強めの処理によって星の色が薄めになってしまった。

この彗星は1月にかけて高度と光度が上がり、見やすくなるようだ。
彗星の撮影後は春の星座が天頂まで昇ってきて、短焦点ではあまり撮影するものがなくなってしまった。毎年この季節は長焦点鏡が欲しくなってくる。

とりあえずM63を撮影し始めたが、霧の発生で空がボヤッとしていて、写りもあまり芳しくない。行きがかり上、薄明まで撮影したが、処理によってちゃんとした画像になるかどうか。

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2014年11月15日 (土)

2014/11/13 水星

一昨日朝の水星

西方最大離角をとっくに過ぎていて、今週後半はもう見られないかと思ったが、まだまだ粘るようだ。

20141113_mercury

加古川市
2014/11/13  5:52
X-E2, XF55-200mmf3.5-4.8 R LM OIS -> 95mm F5.0
ISO400, 1.0sec.
トリミング無し

なお、今朝は快晴だったが、寝坊して見られず。

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2014年10月16日 (木)

2014/10/16 カノープス、パンスターズ彗星(C/2012 K1)

今朝は良く晴れて透明度も良く、今期初めてカノープスを肉眼で確認出来た。もちろん双眼鏡なら余裕で見えた。

20141016_canopus

2014/10/16 4:44 / 加古川市
EOS60Da, EF200mm F2.8L II USM -> F4.0
ISO400, 8sec.
JPEG出力、トリミングなし、レベル調整有り

一方、今見頃のパンスターズ彗星(C/2012 K1)は、7cm10倍の双眼鏡でも眼視確認出来なかった。光害のないところなら見えるはずだが、自宅では光害に埋もれてしまうようだ。

とりあえず200mmレンズで撮影すると何とか写った。

20141016_c2012k1

2014/10/16 4:56 / 加古川市
EOS60Da, EF200mm F2.8L II USM -> F4..0
ISO3200, 5sec.
JPEG出力、トリミング有り、レベル調整有り

本当は、光害低減フィルターを用いて追尾撮影し、RAWから丁寧に処理すればもっとちゃんとした画像になるはずだが、平日朝にはとても無理なので、固定撮影のJpeg出力だけで妥協した。

遠征地であれば、直焦点で、すぐ上(北)にあるNGC2467と一緒に写せば面白かったのではと思う。

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2014年5月 6日 (火)

パンスターズ彗星(C/2012 K1)

5月3日に大河内高原で撮影したパンスターズ彗星(C/2012 K1)の画像を処理した(画像はクリックで拡大)。

20140503_c2012k1_panstarrs2l

パンスターズ彗星(C/2012 K1) 推定光度 8.7等
2014/5/3 23:05 - 24:05
兵庫県・大河内高原
FLT98CF + フラットナーレデューサー4 + EOS60Da
ISO1600, 180sec. x 17
ケンコーSE2赤道儀
Lodestar Autoguider + 笠井ガイドファインダー60
iAGによるオートガイド

RStackerによるダーク・フラット処理
Lightroom5による現像
ステライメージで彗星核基準加算平均
Photoshop CCによる調整
3x3ソフトビニング後、彗星付近を900x900で切り出し。

彗星は緑色で、右上の青白い星は、りょうけん座21番星(5等)。更にその右上のオレンジ色の星も合わせて色の対比がきれいだったので、それらをまとめてトリミングした。

JPEG1コマでは見えなかったイオンの尾がうっすらと見えているようだ。

残念なのは、人工衛星の軌跡が写り込んでしまったこと。
普通ならステライメージでの加算平均の際にシグマクリッピングで消去するのだが、今回は彗星核基準で合成したため、シグマクリッピングを適用すると恒星まで消えてしまう。
かといって、人工衛星の写ったコマだけを省くと、恒星の線が途切れてしまって見苦しい。

結局、人工衛星の線は残した。

下の画像は、ほぼ同時間帯に標準レンズで撮影した北斗七星の星野写真から切り出したもの。

20140503panshokuto2550

2014/5/3 23:38 - 24:25
富士X-E2 + XF35mm F1.4R -> F2.8
ISO1600, 180sec x 13
RStackerでダーク処理、Lightroom5で現像
ステライメージ7で加算平均
2x2 ソフトビニング後、ミザール付近を切り出し。

北斗七星の柄の端の星(アルカイド)と肉眼二重星ミザール付近には、系外銀河M51(子持ち銀河)M101(回転花火銀河)があるが、現在のC/2012 K1はその近くにいる。ただし、星座としては「りょうけん座」の領域になる。

このC/2012 K1は、秋頃には明け方の空で6等級台まで明るくなるそうなので、楽しみにしておきたい。

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2014年2月 9日 (日)

2014/2/9 ラブジョイ彗星とリニア彗星

ラブジョイ彗星(C/2013 R1)とリニア彗星(C/2012 X1)がかなり接近してきている。

最接近は既に一昨日に過ぎてしまったが、今朝の時点でも2度18分角の近距離となっている。

今朝は雲が多少有って邪魔されたが、1分露出を16コマ撮影できたので、これを恒星基準でコンポジットした(画像はクリックで拡大)。

20140209lovejoylinearl

ラブジョイ彗星(C/2013 R1) 推定光度9.1等
リニア彗星(C/2012 X1)推定光度8.6等
2014/2/9 5:15 - 5:36
兵庫県加古川市
EOS 60Da
EF200mm F2.8L II USM -> F4.0
LPR-Nフィルター使用
ISO800, 60sec. x 16コマ 恒星基準コンポジット
RStackerでダーク・フラット処理、Lightroom5.3で現像
ステライメージ7, Photoshop CC
4x4ソフトビニング後、トリミング

ステラナビゲータによる推定光度はリニア彗星の方が明るいが、実際の撮影結果を見るとラブジョイ彗星の方が明るいように思える。

今後両彗星は離れて行き、ラブジョイ彗星は更に暗くなっていく。リニア彗星はあまり暗くならず、7月頃までは8等台を保持するようだ。ただし南(みなみのうお座方面)に移動するので、見づらくなってくる。

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2014年2月 1日 (土)

2014/2/1 ラブジョイ彗星とリニア彗星

昨夜から今朝にかけて、兵庫県神河町まで遠征してきた。

気温が高めなこともあって砥峰高原まで行く予定だったが、途中の道路が一部凍結してアイスバーン状になっており、私のFFファミリーセダンでは(もちろんスタッドレスタイヤだったが)登り切れず、あきらめてふもとの道路脇で撮影することにした。

道路脇なので直焦点機材を店開きするわけには行かず、ポタ赤(スカイメモR)一台だけで、X-E2と105mmレンズを載せて撮影した。この105mmはX-E2用の望遠レンズとして試しに購入した中古品で、今回はそれの試写も兼ねていた。

しかし春の空では100mm程度の撮影対象がなく、結局明け方の2彗星ぐらいしか成果はなかった。

というわけで、ラブジョイ彗星(C/2013 R1)とリニア彗星(C/2012 X1)
(画像はクリックで拡大)

20140201_lovejoylinearl

2014/2/1 5:04 ~ 5:33
兵庫県神河町
X-E2
Ai Nikkor 105mm F2.5S -> F4.0
ISO1600, 180sec. X 10コマ 加算平均
RStackerでダーク・フラット処理
ステライメージ7, Photoshop CC
2x2ソフトビニング後、彗星付近を切りだし。

両彗星は8等台後半程度と暗く、4cm双眼鏡では確認出来なかった。

写真でも、もうかなり暗くて小さい。

明け方には夏の大三角が昇ってきた。

201401311

薄明中の夏の大三角
EOS 6D, タムロンA007 24mm F4.0
ISO1600, 60sec.

この季節は、500mm直焦点でも撮影対象が少なく、毎年困っている。

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2014年1月31日 (金)

2014/1/31 ラブジョイ彗星とリニア彗星

今朝もラブジョイ彗星(C/2013 R1)とリニア彗星(C/2012 X1)を撮影することが出来た。

両彗星は明け方の東天、へびつかい座の中で接近しつつあるが、ラブジョイ彗星のほうがどんどん暗くなってきているので、写真に撮ってもあまり見映えはしなくなってきた(画像はクリックで拡大)。

20140131_lovejoylinearl

ラブジョイ彗星(C/2013 R1) 推定光度8.4等
リニア彗星(C/2012 X1)推定光度8.7等
2014/1/31 5:33 - 5:51
兵庫県加古川市
EOS 60Da
EF100mm F2.8L マクロ IS USM -> F4.0
LPR-Nフィルター使用
ISO800, 60sec. x 16コマ 恒星基準コンポジット
RStackerでダーク・フラット処理、Lightroom5.3で現像
ステライメージ7, Photoshop CC
4x4ソフトビニング後、トリミング

両彗星は2月上旬にかけて更に接近する。
現在ほぼ同じ明るさだが、ラブジョイ彗星の方が目立つ。

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2014年1月28日 (火)

ラブジョイ彗星とリニア彗星

現在、明け方の東空、へびつかい座にてラブジョイ彗星(C/2013 R1)とリニア彗星(C/2012 X1)が接近中である。

今朝は良く晴れていたので、月明はあったが撮影してみた(画像はクリックで拡大)。

20140128_lovejoylinearl_2

ラブジョイ彗星(C/2013 R1) 推定光度8.1等
リニア彗星(C/2012 X1)推定光度8.7等
2014/1/28 5:27 - 5:52
兵庫県加古川市
EOS 60Da
EF100mm F2.8L マクロ IS USM -> F4.0
LPR-Nフィルター使用
ISO800, 60sec. x 17コマ 恒星基準コンポジット
RStackerでダーク・フラット処理、Lightroom5.3で現像
ステライメージ7, Photoshop CC
4x4ソフトビニング後、トリミング

ラブジョイ彗星は8.1等まで暗くなっており、リニア彗星も8.7等のため、眼視では厳しいし、両者を望遠レンズで合わせて撮影すると、ゴマ粒のように小さくしか写らなかった。

光害の無いところなら、もう少し鮮明に写せるのかもしれない。まだしばらく接近は続くので、もう少し暗いところで撮影してみたい。

なお、リニア彗星のすぐ右上には散開星団IC4665が写っている。

それにしても平日は良く晴れる。

今朝は、アンタレスと金星の間に細い月が入り込んだ。

20140128_venusmoonantares

X-E2, XF 18-55mm F2.8-4 R LM OIS 18mm F5.6
ISO800, 5.0sec.
フィルムシミュレーション「Velvia」、 jpeg出力を縮小のみ

X-E2のフィルムシミュレーションは、フィルムメーカーならではの面白い機能。銀塩時代にVelviaで花の写真を撮るのが好きだったので、この派手な発色は結構好み。

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2014年1月19日 (日)

2014/1/19 ラブジョイ彗星(C/2013 R1)

今朝は雲が若干あったものの概ね晴れていたので、ラブジョイ彗星(C/2013 R1)を撮影した。

(画像はクリックで拡大)

20140119_c2013r1_lovejoyl

ラブジョイ彗星(C/2013 R1) 推定光度7.4等
2014/1/19 5:35 - 5:52
兵庫県加古川市
EOS 60Da
EF200mm F2.8L II USM -> F4.0
LPR-Nフィルター使用
ISO800, 30sec. x 32コマ 恒星基準コンポジット
RStackerでダーク・フラット処理、Lightroom5.3で現像
ステライメージ7, Photoshop CC, Silkypixで調整
2x2ソフトビニング後、トリミング

彗星は現在へびつかい座に入っており、明け方の東天で、ラスアルハゲの左下5度程度の所に見える。「見える」といっても、ステラナビゲータによる推定光度は7.4等とかなり暗くなってきており、7cm10倍双眼鏡で、かろうじて存在が分かる程度だった。

撮影した画像のほうも、光害と月明があるためが、尾があまり写らなかった。

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