書籍・雑誌

2013年9月22日 (日)

【書籍】新・神戸の残り香/海文堂書店

(今回は天文関係ではない話です。)

昨日、神戸・元町の海文堂書店に立ち寄ったところ、2階奥のギャラリーで「成田一徹さん 切り絵展」が開催中だったので、見に入ってみた。

成田さんは神戸出身の切り絵作家で、昨年ご逝去なさっている。)

大変美しくて雰囲気のある切り絵と出版物、公式複製画の展示・販売だったが、注目は神戸新聞に連載されていた「神戸の残り香」シリーズ。六甲山や北野のような有名観光地だけでなく、神戸の「地元感」のある雰囲気を切り取った作品が数多くあった。

私としては子供の頃に乗った記憶がおぼろげにある須磨の「カーレーター」とか、「烏原貯水池」などが懐かしく思われた。

とりあえずその場で最新刊の「新・神戸の残り香」を購入。公式複製画の方にも心を動かされたが、今の自宅は狭くて物があふれ気味で、この美しい切り絵を飾る場所がないのであきらめた。

この個展は今月27日迄開催中とのこと。
海文堂書店は今月(2013年9月)の末に閉店なので、これが最後の展示会となるそうだ。

やはりネット書店の影響が大きかったのだろうか。

私も便利さに負けてついついamazonや他のネット書店を利用してしまうので、偉そうなことは言えないが、神戸の老舗書店が閉まるのは惜しい。

学生の頃は帰宅途中に散歩がてら三ノ宮から元町、神戸、新開地辺りまで、カメラ店や書店などを覗きながらフラフラ歩いたりして、そのときは海文堂にもよく行ったものだが、勤めだしてからは住居が神戸から離れたこともあって、ほとんど行かなくなってしまった。

しかし先日、ある海関係の本を探していて、ネット書店や三ノ宮のジュンク堂の実店舗では見つけられず、ダメ元で海文堂まで行ってみたところ、2階の海事書のコーナーで1冊だけ在庫を発見したということがあった。やはり海や船関係の本は充実している。

今回購入した「新・神戸の残り香」にも海文堂書店が載っているが、残り香のひとつが消えることになった。

また、この本には神戸市立青少年科学館(の25cm屈折望遠鏡)も載っているが、青少年科学館についても最近全く行っていない。こちらは消えることはないと思うが、また機会を見つけて行ってみようかと思う。

当時所属した大学の天文研究会ではここの観望会の手伝いに人を出していたのだが、不真面目な私は結局参加したことがなかった(ごめんなさい)。A(2)さんは行ったことがあるようだ(というわけで、最後は無理矢理天文の話題で締めます)。

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2013年8月 6日 (火)

URANOMETRIA 2000.0 DEEP SKY ATLAS All Sky Edition

今更ではあるが、詳細な星図が手元になかったので、「Uranometria 2000.0 Deep Sky Atlas All Sky Edition」を購入した。

201308061

URANOMETRIA2000は以前から分冊で高価なイメージがあったのだが、これは一冊にまとまっていて、Amazonで比較的安価になっていたので、この機会に購入した。

星図は見開きで220枚(440ページ)あって、かなり分厚い。

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単3電池並の分厚さがある。

中身のサンプルはこちら

暗黒星雲含めて星雲星団も詳細に載っていて頼りになりそう。

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2013年7月15日 (月)

【書籍】Deep-Sky Companions: The Secret Deep

“Deep-Sky Companions: The Secret Deep”

を購入。

201307151

先日、「バンビの首飾り」の画像処理をしてブログに掲載するとき、その説明のためにネット「NGC6589」等のキーワードで検索していると、Google Booksでこの書籍が引っかかった。

これは、眼視観望の対象を紹介する「Deep-Sky Companions」の第4弾で、メシエ天体などのメジャーな天体ではなく、ちょっとマイナーな「知る人ぞ知る」、面白そうな天体を紹介しているようだ。「バンビの首飾り」もその中に含まれている。

著者が使っているのは5インチの屈折のようなので、そこそこ明るめの天体で、写真にも写りやすいものが多そうだ。ただ、マイナーだけあって、視直径が小さい(数分角)ものが多いので、短焦点で写すのは難しそうだ。

上の埋め込みリンクを見て分かるように、この本は文字の割合が多い。

つまり、その対象についてかなり詳細に解説されているということだ。前述の「バンビの首飾り」についても、4ページ以上に渡って解説が書かれている。写真やスケッチの紙面に占める割合は小さいので、写真集のようにパラパラと見るには向いていないが、観望・撮影した対象について良く知るには良いのではないかと思う。

残念なのは、私の英語読解力ではスラスラと読むことが出来ず、細かい内容を正確に把握できないことだ。かといって辞書を引きながら読むのも大変なので、「大体分かった」程度で、撮影・観望対象候補を見つけるのに使おうと思う。出来れば日本語訳版が出て欲しいと思うが、そんなに数が売れそうなものでは無さそうなので、難しいかもしれない。

Amazonのリンクは下記
Amazonではなく、出品者から新品を買うと安かった。
また、Kindle版も安価であるようだ。Kindleには英語辞書機能があるらしいので、読みやすいかもしれない。

http://www.amazon.co.jp/dp/0521198763

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2012年11月 3日 (土)

The Cambridge Photographic Star Atlas

先日、星野写真付きの星図「The Cambridge Photographic Star Atlas 」を購入した。

大きさを確認しないでAmazonで注文したら、やたら大きい箱が届いて驚いたが、星図としてはこの程度の大きさが普通なのかもしれない。

Staratlas

大きさはこの程度(EOS60Daと並べてみた)。
厚みはそれほどでもない。

中身は、見開きの左ページに星図、右にその領域の星野写真という構成。
文章だけでは説明しにくいのだが、中身を撮影して掲載するのも良くないと思うので、Amazonの「なか見検索」で見て頂きたい(こちら)。

上記の「なか見」でも分かるとおり、掲載されている星野写真は、デジカメのJPEG出力をそのまま印刷したようなイメージ。例えばエンゼルフィッシュ(オリオン座)のような淡い星雲は薄く確認できる程度である。しかし、実物は大きな紙への印刷であるため、Amazon「なか見」のサンプルよりは、ずっと高画質なので、散光星雲の位置と形を十分確認できる。

本の冒頭の解説によると、撮影にはSBIG STL-11000という冷却CCDカメラと50mmカメラレンズを用いているようだ。冷却CCDの元データならば、もう少し淡い星雲を浮かび出させて欲しいとも思ったが、あまりやり過ぎると「星」が分かりにくくなるので、この程度が良いのかもしれない。

この星図で特に有り難いのは、暗黒星雲のカタログである「バーナード・カタログ(Bxxx)」が掲載されていること。

自分で撮影した星野写真でも、強調処理をすると様々な暗黒星雲が浮かび上がってくるが、それにどんな番号がついているのか、いつもちょっと気になっていた。私が使っているステラナビゲータには暗黒星雲カタログが無いので、それが入っている星図で、比較的安価なものを探していて、この星図にたどりついた。

もちろん、散光星雲も形状まで載っている。写真と星図を合わせて、撮影計画の参考や、撮影した画像の検証に使えると思う。

早速先日撮影したはくちょう座中心部の写真に星雲の番号を入れてみた。

20121013_cygl2
白字:暗黒星雲
オレンジ:散光星雲
水色:散開星団

番号は、基本的に対象の右側に配置。

大きな暗黒帯には特に番号は付いていないようだ。

こうしてみると、この夏撮影しようとして撮影し損ねた対象が多くある。

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2009年6月21日 (日)

天体観測の教科書 惑星観測編

・2009年6月購入
安達誠(編)、
誠文堂新光社、2009、
ISBN: 978-4416209141、2,200円+税

(表紙画像はこちら

毎年のことだが、春~夏にかけては晴れても空が白っぽいことが多く、光害地では星雲星団の観望や撮影はあまり出来ない。そこで、今年はナグラーズームやWEBカメラ(NexImage)も入手したことだし、木星も見頃になってきたので、月・惑星を見てみよう(撮影してみよう)、と思い立った。

しかし、私は昔から星野写真中心なので、月や惑星はちゃんと観測したことが無く、学生時代の天文研究会活動でも惑星スケッチや写真を撮ったことが無いので、実際どうして良いのかよく分からない・・・。

ということで、ちょうど先月発行されたばかりの「天体観測の教科書 惑星観測編」を購入した。

天体観測関係の書籍は結構絶版になっているものが多いので、このような最新刊はありがたい。最近ではWEBを検索すると最新の情報が多く得られるが、やはり書籍としてまとまっていると分かりやすい。

このシリーズは他に「変光星観測編」、「星食・月食・日食観測編」、「流星観測編」が出ているようだ。今年は世界天文年で、日本国内での皆既日食もある。天文人口が減少しているとはいえ世間の関心も高まってきているし、これをきっかけとした“復活組”も結構多いと思う。天体観測手法は最近の機材の電子化・デジタル化によって大きく変わってきており、一昔前の知識では対応できない。なので、現在の最新の情報を一通りまとめたシリーズは私も含めた復活組には役立つと思う。

さて、惑星観測編の内容だが、望遠鏡の調整、眼視・スケッチ、撮影(撮像)、画像処理・解析など、各惑星について入門的な内容から比較的高度と思われる内容まで網羅した内容となっている(本当に網羅しているのかどうかは、ベテランでないと分からないが・・・)。

特に最近のデジタル動画機器による撮像や画像処理については、機材名や処理ソフト名が具体的に示されており、RegiStaxのように重要なソフトについては、その操作手順がかなり詳細に解説されている。また、ソフトの入手先や各種情報についてのURLも記載されている。天体観測の「教科書」とのことだが、教科書的な一般論だけでなく、このように「実用書」的な内容も充実している。値段も手頃なので買って損のない一冊だった。

ただし、内容が新しく具体的ということは、それだけ陳腐化するのも速いのではないかと思う。これについては、将来適切なタイミングで改訂版が発行されることを期待したい。

というわけで一昨日、雲の切れ間から木星を数十秒だけ撮像できたので、本書に従ってRegiStaxとステライメージで処理してみた。が、何だがボヤッとして模様もあまりはっきりしない。なかなか奥が深くて難しそうだ。

20090620 W.O.FLT98 / UW-6mm 拡大撮影法
NexImage 1/15sec x 約300枚合成
RegiStax 5 / ステライメージ

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