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2019年3月

2019年3月30日 (土)

NGC2903(光害地・Quad BPフィルター)

2019/3/8夜、光害地の自宅で撮影した、しし座の系外銀河BGC2903の画像を処理した。

20190308_ngc2903640    

2019/3/8 22:29 - 23:30 /兵庫県明石市
気温 4℃、光害レベル:SQM-L測定値=18.5
FLT98CF 直焦点(618mm F6.3)
サイトロンQuad BPフィルター使用
ケンコーSE2赤道儀、PHD2によるオートガイド
ガイド鏡:笠井ガイドファインダー60, オートガイダー:Lodestar Autoguider
ASI294MC Pro センサー温度-10℃ ゲイン300, 180sec x19コマ
撮影ソフト:APT(PHD2連携でディザリング)
ステライメージによるダーク・フラット、デベイヤー、コンポジット処理
Photoshop, ステライメージで調整
2x2ソフトビニング後、640x640でトリミング

NGC2903は、「ししの大鎌」の刃の先端付近にあり、光度8.9等、視直径12.6'とメシエ天体並みの明るさと大きさで、小口径でも比較的撮影しやすい。

今回もFLT98CF(f=618mm F6.3)の直焦点、ASI294MC Pro(カラー冷却CMOS・フォーサーズサイズ)、Quad BPフィルターの組み合わせで撮影した。この冬は自宅でこの組み合わせによる撮影を続けてきたが、散光星雲も系外銀河もメシエ天体級の明るさなら予想以上に良く写ってくれた。しかし、どうしても色彩に欠けてしまい地味な感じになる。

そろそろ寒さも和らいできたので、遠征撮影を再開したい。
 

 

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2019年3月24日 (日)

M64 黒眼銀河(光害地・Quad BPフィルター)

2019/3/8夜に光害地の自宅から撮影した、かみのけ座の系外銀河M64(黒眼銀河)の画像を処理した。
    
20190308_m64640
     
2019/3/9 0:18 - 2:14 /兵庫県明石市
気温 4℃、光害レベル:SQM-L測定値=18.5
FLT98CF 直焦点(618mm F6.3)
サイトロンQuad BPフィルター使用
ケンコーSE2赤道儀、PHD2によるオートガイド
ガイド鏡:笠井ガイドファインダー60, オートガイダー:Lodestar Autoguider
ASI294MC Pro センサー温度-10℃ ゲイン300, 180sec x34コマ
撮影ソフト:APT(PHD2連携でディザリング)
ステライメージによるダーク・フラット、デベイヤー、コンポジット処理
Photoshop, ステライメージで調整
2x2ソフトビニング後、640x640でトリミング
     
M64は光度8.5等、視直径9.3' と小さめだが、短焦点鏡筒でも黒眼の不気味な様子をそれなりに写すことが出来た。

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2019年3月21日 (木)

NGC4244(光害地・Quad BPフィルター)

2019年3月8日夜に光害地の自宅から撮影した、りょうけん座の系外銀河NGC4244の画像を処理した。
 
20190308_ngc4244640
2019/3/9 2:44 - 2:47 /兵庫県明石市
気温 2℃、光害レベル:SQM-L測定値=19.0
FLT98CF 直焦点(618mm F6.3)
サイトロンQuad BPフィルター使用
ケンコーSE2赤道儀、PHD2によるオートガイド
ガイド鏡:笠井ガイドファインダー60, オートガイダー:Lodestar Autoguider
ASI294MC Pro センサー温度-10℃ ゲイン300, 180sec x40コマ
撮影ソフト:APT(PHD2連携でディザリング)
ステライメージによるダーク・フラット、デベイヤー、コンポジット処理
Photoshop, ステライメージで調整
2x2ソフトビニング後、640x640でトリミング
 
NGC4244はりょうけん座にある光度10.2等の系外銀河。
春の空は天の川の散光星雲が見えず、撮影対象は主に系外銀河や球状星団になるため小口径鏡筒には厳しい。少しでも視直径の大きな対象がないかステラナビゲータを眺めていたところ、このNGC4244が目に入った。視直径は16.2'と大きいが、細長いので面積は狭い。
 
FLT98CFでは普段フラットナーレデューサー4を付けて490mm(F5)で写しているが、今回は少しでも焦点距離を稼ぐため、久しぶりに618mm(F6.3)の直焦点にした。それでも600mm程度ではあまり微細な構造が写らず、単なる棒のようにしか見えない。
画像処理でなんとか中央の暗黒帯が分かる程度になった。ピクセル等倍ではもう少し細かい構造が分かるが、アラが目立つため2x2ソフトビニングした。
 
使用したカラー冷却CMOSカメラASI294M Proはセンサーの画素ピッチ4.63μmだが、今回のように解像度が必要な場合はPENTAX KP(画素ピッチ3.9μm)の方が良かったかもしれない。

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2019年3月16日 (土)

NGC4725と周辺の銀河(光害地・Quad BP)

2019年3月1日夜に光害地の自宅で撮影した、かみのけ座の系外銀河NGC4725と周辺の銀河の画像を処理した。
 
20190301_ngc4725640  
2019/3/2 0:34 - 2::35 /兵庫県明石市
気温 5℃、光害レベル:SQM-L測定値=18.5
FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
サイトロンQuad BPフィルター使用
ケンコーSE2赤道儀、PHD2によるオートガイド
ガイド鏡:笠井ガイドファインダー60, オートガイダー:Lodestar Autoguider
ASI294MC Pro センサー温度-10℃ ゲイン300,  180sec x25コマ
撮影ソフト:APT(PHD2連携でディザリング)
ステライメージによるダーク・フラット、デベイヤー
DeppSkyStackerでコンポジット処理
FlatAide, Photoshop, ステライメージで調整
2x2ソフトビニング後、640x640でトリミング
 
下は銀河の番号を入れたもの(括弧内は光度)
 
20190301_ngc4725640b
 
私が所持する鏡筒の最大口径はこのFLT98CF(D=98mm)であり、いつも春の系外銀河の季節と惑星には口径・焦点距離不足を感じている。
系外銀河についてはM51のような明るめのM天体か、「マルカリアンの銀河鎖」のようにいくつかの銀河の集団をまとめて狙うしかない。
 
今回のNGC4725はM天体ではないが、光度9.2等、視直径11.0' とそこそこ大きく、周囲に小さな銀河もあるので小口径・短焦点でも写しやすい。
NGC4747とNGC4712は共に13等級で視直径が2' 程度あり、楕円形の形が分かる程度に写る。PGC86434はステラナビゲータによるとNGC番号も付いていない16等級の暗い銀河のようだが、シミのように写っていて、恒星とは違うことが認識できる。
 
今回は、この前に撮影した「モンキーフェイス星雲」のセッテングのまま撮影した。ピント合わせのやり直しを避けるためQuad BPフィルターを付けたまま撮影したが、系外銀河に効果があるのかどうかよく分からない。
結局3分×25コマしか撮影できず、かなり荒れた画像になってしまった。そのためNGC4725の外側の腕の淡い部分をはっきりあぶり出すのは無理だった。
LPS-P2に換装し露出時間を短くしてコマ数を稼いだ方が良かったかもしれない。

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2019年3月10日 (日)

NGC2174 モンキーフェイス星雲(光害地・Quad BP)

2019年3月1日夜に光害地である自宅で撮影したオリオン座のNGC2174(モンキーフェイス星雲)の画像を処理した。
この星雲はふたご座カストルの足元にあり、くらげ星雲やM35に近いため、ふたご座のイメージがあったのだが、実際はオリオンの振り上げた腕の先付近でオリオン座に入るようだ。
 
20190301monkeyl  
2019/3/1 19:38 - 24:00 /兵庫県明石市
気温 10℃→5℃、光害レベル:SQM-L測定値=17.8→18.5
FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
サイトロンQuad BPフィルター使用
ケンコーSE2赤道儀、PHD2によるオートガイド
ガイド鏡:笠井ガイドファインダー60, オートガイダー:Lodestar Autoguider
ASI294MC Pro センサー温度-10℃ ゲイン300,  180sec x48コマ
撮影ソフト:APT(PHD2連携でディザリング)
ステライメージによるダーク・フラット、デベイヤー、コンポジット処理
FlatAide, Photoshop, ステライメージで調整
3x3ソフトビニング後、800x800でトリミング
 
撮影は19:38から開始したが、途中で大幅にピントがズレてしまい、多数のコマが没になった。再調整して撮影再開し、24時までに48コマ(144分)を確保した。
 
その間に気温も光害レベルも大きく変化してしまったが、このようなとき冷却カメラはセンサー温度を一定に保てるので便利。
 
光害レベルの変化はどうしようもないが、Quad BPフィルターを付けているためか、撮影結果はそれほど大きく変化していない。このフィルターをしばらく使ってみた印象としては、光害レベルが悪い(SQM測定値が小さい)、日没後早めの時間帯から散光星雲を良好に撮影できる感じ。
 
今年に入ってから自宅でカラー冷却CMOSカメラとQuad BPフィルターの組み合わせで撮影しているが、今回の「モンキーフェイス星雲」程度の明るめの散光星雲なら、結構良い感じに写るようだ。もちろん、とても明るい「オリオン大星雲」とか「燃える木星雲・馬頭星雲」等はもっとしっかり写る。
しかし、「くらげ星雲」や「メデューサ星雲」はちょっと苦しい感じだったので、この辺りが限界かもしれない。

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2019年3月 3日 (日)

くらげ星雲(光害地 Quad BP)

2019年2月24日夜に自宅で撮影した「くらげ星雲(IC443)」の画像を処理した。
 
20190224ic443bind4  
2019/2/24 21:03 - 23:32 /兵庫県明石市
気温 5℃、光害レベル:SQM-L測定値=18.4
FLT98CF + フラットナーレデューサー4(約490mm F5)
サイトロンQuad BPフィルター使用

ケンコーSE2赤道儀、PHD2によるオートガイド
ガイド鏡:笠井ガイドファインダー60, オートガイダー:Lodestar Autoguider
 
ASI294MC Pro センサー温度-10℃ ゲイン300,  180sec x45コマ
撮影ソフト:APT(PHD2連携でディザリング)

ステライメージによるダーク・フラット、デベイヤー
DeppSkyStackerでコンポジット処理

FlatAide, Photoshop, ステライメージで調整
3x3ソフトビニング後、トリミング
 
春の霞んだような空で、SQM-L測定値は18.4と冬期としては悪い。そのためか冷却CMOS+Quad BPフィルタを用いても星雲の淡い部分は光害に埋もれてしまった。
それをかなり強い画像処理で無理にあぶり出したため、ちょっと不自然な「塗り絵的」な画像になってしまった。
 
下は処理前の画像1コマのみをデベイヤーしただけのもの(4分の1に縮小)。
201902241  
はっきり見えるのはくらげの頭の部分のみ。あとは足の部分が見えるか見えないかといった程度。この段階で見える部分はそれほど強い処理をしなくても自然な感じで出せる。
 
このような強い画像処理で最近便利に使っているのが、FlatAide Proの「バッチキャリブレーション補正」。基本のフラット補正で補正しきれなかった背景のムラを除去してくれる。
 
事前準備については対象天体撮影と同条件で、近くの星野で星雲等が無い領域の画像を1コマ撮影するだけなので簡単。これをシェーディング画像に加工してフラット補正するという仕組み。
 
ただし対象天体撮影中に曇って中断した場合はその後にこの画像が撮影できなくなるため、最初に撮影しておいた方が良いかもしれない。星を除去してボカシをかけるので、ピントを厳密に合わせる必要も無さそう。

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