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2018年9月

2018年9月29日 (土)

JILVA-170 とりあえずの構成

先日導入したポータブル赤道儀「JILVA-170」とミニボーグ60EDでノータッチ撮影用のとりあえずの構成をしてみた。やはり慣れたドイツ式が使いやすい。先日の「ジャコビニ・チンナー彗星とM35」はこれで撮影したもの。
 
2018092401
 
ポタ赤というよりは小型赤道儀並の大きさになってしまった。
三脚がケンコーSE2赤道儀用の流用のため大きくて重い。三脚がウェイト軸と干渉しないよう、三脚の本来北側になる足を南になるようにしている。
 
JILVAのターンテーブルに付ける標準のベンチバーも購入していたが、ドイツ式にするため、家に余っていたビクセン規格アリミゾのプレートホルダーを取り付け、ビクセンのスライド雲台プレートDD、APフォトガイダー用ウエイト軸、バランスウェイトWT1.9kgを付けた(ウェイトは1.9Kgの物でちょうど良い感じ)。
 
これは「ポラリエ用マルチ雲台ベース」を買えばポラリエとも共用できる。特にポラリエ用極軸望遠鏡を付けっぱなしに出来るのは利点。ポラリエは軽いので、ちょっと当たっただけで動いて、折角合わせた極軸がずれる事が多い。
 
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そのままではターンテーブル中央に突き出ているカメラネジが干渉するので、プレートホルダーの中央に穴を空け、両脇のM8のボルトで固定。
 
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赤緯軸は、とりあえず暫定的に粗動のみのパノラマ雲台「PB-70」と安価なアルカスイス互換クランプを付けた。
 
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これはスライド雲台プレートDDとの接続がカメラネジ1本なので緩んで回転してしまう恐れがあり、赤緯軸周りのバランスには注意が必要。先日の試写でも赤緯方向に流れているコマがある程度あった。その原因がこの部分なのか、クランプの締め方が緩かったのか、他の要因なのかはまだよく分からない。できればネジ2本で確実に止められる回転装置に変えたいが、しっかりした物はそれなりに高額なので迷うところ。
 
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ミニボーグ60ED+レデューサー(7885)の部品構成はとても覚えきれず、一回バラすとおそらく再現不可能なので触らないようにしている。保持は純正の鏡筒バンド2つをアルカスイス互換プレートに付けてバランスを取っている。
 
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また、先日の試写でカメラのファインダーやライブビューでの天体導入がやりにくかったので、次から長年使い慣れた笠井トレーディングの正立直角付けることにした。このファインダーとポルタ経緯台でM天体は全て手動導入できたので、M天体クラスなら自動導入無しでも何とかなるはず(SE2赤道儀で自動導入に頼っていたので、もう無理かも・・・)。
 
極軸望遠鏡を付けるのを忘れていたので、別撮り。
 
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極軸望遠鏡は、JILVAと一緒に購入した「ナンチャッテ極望(正立・明視野照明付)」で、金属プレートの保持具でJILVAの本体にネジ止めする。光軸は出荷時に調整して頂いてるとのこと。
 
極望パターンの「βUMi」の矢印の向きを、実際の星空のこぐま座β星の向きに合わせて、○の中に北極星を入れるだけ。これで必要な設置精度は出るそうだ。実際先日の試写でもこれで300mm・150秒程度なら問題なかった。
 
2018092408
 
ただ、私が遠征する場所は低空が開けていない事が多く、こぐま座βが下方に来たときは合わせにくくなりそう。スカイメモRの方式(北極星と近辺の2星で合わせる方式)に長年慣れているので、できればそれを使いたいが、自分でパターンを作って交換するのはハードルが高そう。
 
とりあえずの構成が出来たが、9月はほとんど晴れず、十分な試写が出来ていない。まともに撮れたのは先日のジャコビニ・チンナー彗星(21P)だけ。
 
M45も撮ろうとしたが、晴れ間がわずかしか無く、150秒×3コマで終わってしまった。画像が荒いし淡い星雲も出てこない。
 
20180916m45l
 
一応これで動作は問題無さそうなので、あとは晴れてくれれば撮影していきたい。
 
赤緯軸(PB-70)のカメラネジやクランプ緩みによる赤緯方向の流れが有るのかどうかは要チェック。
 

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2018年9月23日 (日)

ジャコビニ・チンナー彗星(再処理)

先日(9/17未明)に撮影したジャコビニ・チンナー彗星とM35の画像を再処理した。
 
20180916_21p_l
 

ジャコビニ・チンナー彗星(21P)&ふたご座の散開星団M35

 2018/9/17 2:22 - 2:33
兵庫県加東市 気温:24℃、光害レベル:SQM-L測定値(天頂):20.8

PENTAX KP

ミニボーグ60ED + レデューサー0.85×DG【7885】(f298mm F5)

150sec,  ISO3200 x 4コマ

JILVA-170
 ノータッチ恒星時追尾
RStackerによるダーク減算・フラット補正

Lightroom CCによる現像、DeepSkyStackerで恒星基準スタック

ステライメージ8、Photoshop CCで調整 4x4ソフトビニング

画像右下にはくらげ星雲の一部が見えている。構図を工夫したらM35と共に入ったかもしれない。

彗星が移動しているので、2.5分×4コマぐらいが合成枚数の限度となり、強調処理するとノイズが目立つ。
彗星核基準の合成も行ってみたが、星の線が多くなりすぎで見にくくなってしまい断念した。

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2018年9月17日 (月)

2018/9/16 ジャコビニ・チンナー彗星(21P) & M35 & JILVA-170

このところ秋雨前線が停滞して天候に恵まれなかったが、昨夜は少しだけ晴れ間が期待出来そうということで、最近購入したポータブル赤道儀JILVA-170の初使用を兼ねて近場の加東市まで遠征した(砥峰あたりまで行くパワーもなかなか出てこない)。
 
元々、フィルムカメラ時代にスカイメモRと双眼鏡で活動していたが、そのうち望遠鏡の直焦点とオートガイドに移行し、荷物と手間が増え、どんどん面倒になってきた。
 
そこで現在、機材のダウンサイジングとお手軽化を進めている。撮影は、焦点距離300mmぐらいとAPS-Cデジカメでノータッチ放置出来ればということで、SWATよりも更に精度が良いらしいJILVA-170(日本仕様試作品)を購入した。
 
天候はやはり曇りがちだったが、1時間程度晴れ間もあったので、ふたご座のM35に接近中のジャコビニ・チンナー彗星(21P)を撮影することが出来た。
 
2018091621pbind4

ジャコビニ・チンナー彗星(21P)&ふたご座の散開星団M35

 2018/9/17 2:22 - 2:33
兵庫県加東市 気温:24℃、光害レベル:SQM-L測定値(天頂):20.8

PENTAX KP

ミニボーグ60ED + レデューサー0.85×DG【7885】(f298mm F5)

150sec,  ISO3200 x 4コマ

JILVA-170
 ノータッチ恒星時追尾
RStackerによるダーク減算・フラット補正

Lightroom CCによる現像、DeepSkyStackerで恒星基準スタック

ステライメージ8、Photoshop CCで調整 4x4ソフトビニング

 
恒星基準スタックなので、これ以上コマ数を増やすと彗星が流れてしまう(DSSには恒星と彗星の両方を点像にする機能があり、それも試してみたが、あまりきれいには仕上がらなかった)。
 
JILVA-170の精度はおおむね良好。300mmと画素ピッチの細かなAPS-Cデジカメで150秒ノータッチガイドを目安としたが、7割程度はほぼ点像。後は若干赤径方向に星像が歪んでいるコマもあるが、(自分的には)使えるレベル。デジカメに接続したリモートケーブルや外部電源ケーブルが整理されておらず垂れ下がったりしていたので、この辺りが影響している可能性が有る。
天の赤道付近のオリオン座三ツ星でも試写してみたが、おおむね同様の傾向で歩留まりは良さそう。
 
これからしばらくはミニボーグ60ED&ポタ赤(JILVA, ポラリエ)を主力とする予定で、長らく活躍したFLT90CF&ケンコーSE2赤道儀は留守番になりそう。

なお、JILVAの三脚はSE2赤道儀用の三脚を流用している。大きくて頑丈だが、重くて組み立てがしんどいので、もう少し小さめの三脚でも良いかもしれない。

ミニボーグを載せるときは、ビクセンのポタ赤向けパーツ類を流用してドイツ式にしている。、
201809161

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2018年9月 8日 (土)

2018/9/5 火星

9/5夜の火星。 
Mars20180905220407n3746b
 
模様はかなり見えやすくなったが、視直径も小さくなっている。
この日は雲の通過が多く、風が強くてシーイングも悪かったが、9月は天気が悪い日が多そうなので、粘って雲の切れ間から撮影した。

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