« Photoshop Elements 8 | トップページ | 2009/10/24 砥峰高原 »

2009年10月24日 (土)

オートガイドのキャリブレーションについての考え方

現在、私が使用できるオートガイドソフトは2つある。

1つは昨年購入した市販品の「ガイドウォーク(趣味人)」で、これはリレーボックスとガイドソフトがセットになっている(ガイド用カメラであるNexImageも同時に購入した)。もう一つはフリーソフトの「iAG」であり、このリレーボックスは自作品である(実際には私が作ったのではなく、α版テスト用に開発者から提供された)。

どちらもガイド用カメラでガイド星のズレを検出し、適切な補正量を計算してリレーボックスに出力するという、オートガイドシステムとして基本的な仕組みは同じである(ガイド用カメラとリレーボックスのインターフェイスがUSBであるところ、カメラの露出制御が出来るところも同じ)。ここで、その「適切な補正量」の計算に必要な情報を得るために行うのが「キャリブレーション」であるが、これについては、その方針が両者で異なっている。

Iag1 まずiAGについては、基本的にガイド星を変更するたびにキャリブレーションを実施しなければならない。なぜなら、補正量とその方向は、ガイド鏡が極軸の東にあるか西にあるか(テレスコープEAST・WEST)、またガイド星の赤緯によって変わってしまうためである。つまり撮影対象が変わるたびにキャリブレーションをやり直す必要がある。


一方、ガイドウォークはキャリブレーションとガイド時の両方において、テレスコープEAST・ WESTと、ガイド星の赤緯(絶対値)を入力して、その値から補正量を換算する仕組みになっている。つまり、一回キャリブレーションを行えば、後はテレスコープEAST・WEATが入れ替わっても、ガイド星の赤緯が変わっても、キャリブレーションのやり直しは不要だ。

Gw1 ガイドウォークのキャリブレーション時


Gw2 ガイドウォークのガイド時


このように書くと、ガイドウォークの方式のほうが効率的に思える。実際、手順を間違えなければそのとおりだろう。しかし、この「間違えなければ」という所が問題だ。実際に使ってみると、ガイド星を変えたときにテレスコープEAST・WESTと赤緯の設定変更を忘れてしまうという事が何回もあった。撮影中は他にいろんな作業があって、どうしても忘れがちになる。キャリブレーション時からして設定を忘れるということもあった。
なお、テレスコープEASTとWESTを間違えるとガイド出来なくなるが、赤緯設定についてはそれほど厳密でなくても良いので、とりあえずガイド出来る。

結局、これならガイド星を変えるたびにキャリブレーションした方が確実だろうというのが、現在の私の考え方である。実際、撮影対象・ガイド星導入や撮影に費やす時間に対して、キャリブレーションの時間は短いので(1分程度)、効率的にも問題ない。

もちろん、この件については慣れや好みの問題なので、どちらが良いとか悪いとかの話ではない。私のように「うっかり忘れ」が多い者にとっては、iAG方式のほうが手間が若干増えるが確実だと思う。
理想は、赤道儀と連動して撮影対象(ガイド星も近傍とする)の位置と望遠鏡の状態を自動取得して計算してくれることだろう。

|

« Photoshop Elements 8 | トップページ | 2009/10/24 砥峰高原 »

コメント

こんばんは。

オートガイド(ガイドマスター)にトライしようとしていますが、ASCOMの調子がいまいちで、なかなか赤道儀を認識してくれません。
ステラナビではきちんと認識できるのですが・・・。

ケーブルの調子も悪く苦労しています。

そのうちにブログを公開したいのですが、何しろ先立つもの(作品)が無い(^^ゞ

iAGにもトライしてみます。

投稿: tettou | 2009年10月24日 (土) 21時19分

tettouさん、こんにちは。
私の赤道儀はケンコースカイエクスプローラー2(SE2)で、オードガイドはASCOMとオートガイド端子の2通りで出来ますが、私はガイド端子のほうで行っています(ガイドウォークもiAGもASCOMには対応していません)。ASCOMのほうはリレーボックスが不要なのが良いですが、ドライバやソフト設定が難しそうですね・・・。

投稿: A(1) | 2009年10月25日 (日) 11時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521118/46571032

この記事へのトラックバック一覧です: オートガイドのキャリブレーションについての考え方:

« Photoshop Elements 8 | トップページ | 2009/10/24 砥峰高原 »