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2009年1月21日 (水)

【機材】Canon EF50mm F1.8 II

20090119_kizai50mmf1_8 ・2008年7月購入

F1.8という明るさながら実売価格1万円弱という、非常に安価なレンズである。昨年kissX2をレンズキットで購入したとき、F値が暗いキットレンズを補うために、とりあえず一緒に購入した。これはフルサイズ機では標準レンズになるが、KissX2ではフルサイズ換算80mmの中望遠レンズになる。

しかし、これは購入後あまり天体写真には使用しなかった。明るいレンズではあるが、焦点距離が長いので流星には使いにくいし、星座を撮るにもちょっと長目。逆に星雲星団には短すぎる。また、使ってみて分かったことだが、ピントリングがスカスカで非常に使いにくい。キットレンズのピントリングもかなりスカスカだが、それよりも更に悪い。ライブビューでピント合わせ後に必ずテープなどで固定しないと、カメラの向きを変えたぐらいの動きで簡単にズレてしまう。リングをテープ止めしていても何故か微妙にズレることもあり、使っていてストレスがたまる。


20090117_50mmf1_8f3_5 さて、これは先日(2009年1月17日)に兵庫県多可町へ遠征した際、このレンズを用いて撮影した画像である。この焦点距離では、アンドロメダ座のβ星を挟んでM31とM33が対称に位置している様子が良いバランスで収まる。この画像は、F3.5、ISO400、4分露出したものを3分の1に縮小したものである。F3.5まで絞って3分の1に縮小しても、周辺での星像の歪みが確認出来る。特に右下部分の歪みが大きい。


20090117_50mmf1_8 こちらは検証のため、F1.8, F2.5, F3.5でそれぞれ撮影し、中心部と右下部をピクセル等倍で比較したものである(右下部は完全に右下隅でなく、輝星を入れるためにやや中心寄りの部分にしている)。これを見ても、F3.5で結構歪みが残っていることが分かる。上の画像のように3分の1程度まで縮小すれば使えないこともないが、中心部と周辺部の星像の大きさの違いが目立つ。


20090117_m31m33 これは、数枚をコンポジットしてステライメージでスターシャープなどの画像処理をしたものだが、やはり左上と右下の星像の悪さが気になる。先日掲載したぎょしゃ座の画像も、同様の傾向である。


結論としては、安価で入手しやすいが、ピントの合わせにくさとズレやすさ、周辺星像の悪さから、星野写真には活用しにくいレンズだと思う。

なお、良い点としてやはりその明るさがある。Kissの見にくいファインダーでもぎょしゃ座の五角形が確認出来た。

それから今回のM31&M33は、空の状態も悪く元画像もかなりカブっているので、今後別の機会に撮り直したい。

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